進路
娘は一時期、進路選択で悩んでいました。
もうすぐ文系・理系の選択をしないといけないのです。
やりたいことがいっぱいあるというのは確かなのに、
「何がしたいのかわからない」と、泣いた日がありました。
でも、何がしたいのかわからないのではなく、「自分が確実にできそうなことから選ぼうとするから、悩んでいる」と、わたしには見えました。
そこでわたしは言いました。
「あんたなぁ。何がしたいのかわからないんじゃないやろ。
簡単にできそうなことから選ぼうとするから、そこにはやりたいことがないんやろ。
何の制限もつけなかったら、絶対にやりたいことはあるはずや!
それに、今は選ぼうとする時期じゃなくて、目の前の勉強をしっかりやる時や!」
その日は、娘もわたしもそれ以上何も言いませんでした。
でも、少しすると、娘は「○○とか△△がやりたいなぁ」「○○大学に行きたいなぁ」と言うようになりました。
わたしは、今は就職難とか言われてるし、就職に強い分野とかそんなことは考えず、自分の好きなことを勉強すべき。と思って、そのように娘に伝えています。
それが一番後悔しないような気がするし、わたし自身がそうしてほしいし、そうしたいからです。
だけど、「子どもはこれからどうにでもなる」と強く思っている一方、大人になってから「できそうなことから選んできた自分」がいることも確かです。
本当は、大人になってもどんどんわくわくを追求したいし、それが一番いいことだと思っているけど、後回しにしている自分にも気づきました。
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