感覚の問題
トヨタが、プリウスのブレーキ抜けの問題を最初、「お客様の感覚の問題で、技術的な欠陥ではない」と言っていましたが、この言葉、わたしは10年ほど前にも聞きました。
わたしのプリウスは、買って間もなくから、走っている最中にグッと車体の後ろを引っ張られるような感覚がする状態になることがありました。がんばってアクセルを踏んでいればすぐに元に戻るのですが、免許初心者でしたし、非常に怖い思いをしました。
すでに「プリウスマニア」という掲示板で話題になっていたこともあり、やんわりと販売店に問い合わせると、点検はしてくれましたが、「そんな問題は聞いたことがないし、異常もない。車のコンピューターにも異常が発生した記録は残っていない」と言われました。
でも、直らないので、何度か目に、掲示板の話題の部分を印刷して持って行きました。
すると、やっと本社に問い合わせてくれ(ここで「やっと」ですよ!)、実際にそういう問題があることを把握し、今回と同じようにプログラムの書き換えを行ってくれて直りました。
しかし、
「これは欠陥ではなく、あくまでもお客様の感覚の問題です。
そのままお乗りいただいても差し支えはなかったのですが、
気になるとおっしゃるので改善しました。」と言われました。
多分、本社から「これだけは言っておけ」とでも言われたのだろうなと思う言い方でした。
まるでクレーマーのような扱いでした。(笑)
ま、確かに、乗ってて怖かったのですっごく怒りましたけど
そんな経験があるので、今回のトヨタの大問題は「なぜ??」とは思いません。
10年前からもっと誠意のある対応をしておけば、こんな状態にはならなかったのではないかと思い、残念です。
技術に自信を持つのは良いことですが、
対応が悪ければせっかくの技術も台無しです。
あの頃はプリウスは少数派でしたし、乗っている人の多くは「普通の車と若干違うかも」という意識で乗っていましたから、あんな対応でも騒ぎにならなかったのでしょうが…。
プリウスのことは、今でも大好きです。
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