コーチングとコントロール
娘の通っている塾は、一応教育コーチングを取り入れていることになっています。
しかし、少なくとも娘の教室では、今年に入って以降コーチングの「コ」の字も出てこなくなりました。残念ながら昔の恫喝系に戻ろうとしているんだな…と感じることもたびたびあります。
元々、高い技術をどんどん習得していくシステムが整っているようには思えず、娘が定期テスト前に受けてくるコーチングも、内容を聞くと形ばかりのもののようだったので、多分それほど成果があがらなかったのだろうと思います。そうは言っても忙しい講師の方々全員に本当に高いレベルのコーチングができるようになれというのは、ものすごい負担だろうと思います。
かくいう私も、一応資格はとったものの、自分の娘相手ではなかなか感情を横に置いておくということができず、必ずケンカになるという始末です…。
そんな状態ですが、とにかく私は人の話をじっくり聞いて、その人の中にある答えをその人自身が気付くことができるような話し方のできる人になりたいので、どうしたらいいかをずっと考えていました。
ある日、突然気付きました
「私は娘を思い通りに動かそうとしていたのだ」ということに。
その人の中にある答えをその人自身が気付くように…とか言いながら、娘がさっさと勉強に取りかかればいいと思っていたし、志望校に入れるような実力を…と願っていました。
だからムカムカするんだな。
コントロールはうまくいかないから。
最近、ビジネスのためのコーチング本もたくさん出版されていますが、もし「業績を伸ばそう」が先にあると、部下をコントロールしたくなる上司もいるんじゃないかな…。
相手の心の中のぐちゃぐちゃをほどいて、「どうしたいのか」をスッキリさせた先に、業績が伸びたらラッキー。ぐらいがいいのかもしれません。
「どうしたいのか」が、自分の意図と合っていなくてもムカムカしてはダメ。(笑)。
そんな風に思いつつ、また一からコーチング修行始めてます。
今日もお読みいただき、ありがとうございます
| 固定リンク
« 今日のありがとう | トップページ | 完璧 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はたらきざかり♪さん、こんにちは
>相手の心の中のぐちゃぐちゃをほどいて、「どうしたいのか」をスッキリさせた先に
仕事柄、人から悩み相談をされることが多いのですが、いつも、ひと通り話を聴いた後、私から必ず「で、あなたはどうしたいのかしら?」と訊きます。すると皆さん、「はっ」と気づかれるようです。自分が「どうしたいのか」を、いままで考えてなかった!ってことに。私自身は超!合理主義者で自己チューなので(笑)、悩みは速攻、問題解決事項となり、それはすなわち「結局自分はどうしたいのか」ってことになり、あっという間に悩み終了!で・・・どうなんだろう自分、と思わないでもない今日この頃(爆)。
投稿: カヅキ | 2009/08/19 23:24
カヅキさん、コメントありがとうございます。
( ^-^)_旦""
>すると皆さん、「はっ」と気づかれるようです。
相談されると、アドバイスしないといけないかと思ってしまうのですが、結局ほとんど本人がちゃんと答えを持ってるんですよね。

なので、先に「どうしたい?」と聞いてみるのは、話が早くて(笑)いいですね。アドバイスしていると、ああでもない、こーでもないと長引きますので…。先日、ワタクシ喫茶店で4時間半話を聞きましたよ…
カヅキさん、正解
投稿: はたらきざかり♪ | 2009/08/20 10:57