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2008/01/11

私はすっかり忘れていたのですが、

以前、娘が私に

「私(娘)を産む時に、お母さんの命か、私の命か、どちらかしか助からないと言われたら、どっちの命を選んだ?」

と聞いたことがあったそうです。

その時私は即座に「そりゃ、○○ちゃん(娘)の命を助けて下さいって言ったと思うよ」と答えたらしく、そのことがずっと娘の心の中に「うれしい思い出」として残っているようです。

少し前に、命のことについての講演会が学校であり、その後の感想文で娘がそのことを書いたようで、「読んですごくじーんとしました」などと後日担任の先生から言っていただきました。

私は、そんな会話を忘れていたのだけど、なぜそういう答えを即座にしたのかはハッキリとわかります。

私は妊娠中「もう自分なんかこの世にいても仕方がない」とずっと思っていたのです。

けれど、妊娠中に自殺などすると、子供の命も殺してしまうことになる。

子供はこれからの未来がある子。その命は助けたい。ただそれだけで出産までは生きようと決めていました。

自分の人生はあきらめていたから、「どちらか選べ」と言われたら、絶対に「赤ちゃん」と言っただろうと思うのです。

ただそれだけのことなのに、そんなにうれしく覚えていてもらったり、じーんとしてもらって、何だか悪いなぁーと思います…。(^^ゞ

娘を産む直前、高校生だった従弟が殺されました。

私は、私が自分の命を粗末に考えていたから彼が死んでしまったような気がして、とにかく申し訳なくて、今でもずっと彼とその家族に「ごめんね」と思っています。

娘を産んで、「やっぱり生きて自分で育ててみたい」という希望を取り戻し、私は今生きています。

娘と従弟が私の命の恩人なのです。(^^)

♪♪

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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