恐れからくる行動とワクワク感
9月に入り、3年生があまり部活に参加しなくなり、昨日から2年生が中心となる日が増える状況になりました。
娘のパートの2年生の先輩は、小さい頃からの友達のMちゃん1人です。
Mちゃんは、友達だから娘にやさしいというのではなく、みんなにやさしいし先輩です。
昨日、3年生は決して触らせてくれなかった楽器を、1年生に「どんな音がするか触ってみていいよー。遊んでみてー」と楽しませてくれたそうです。(打楽器担当なので、いろんな楽器があるのです)
今まで娘は、「先輩や先生に怒鳴られるから、きちんと練習しなくては…」「間違えたらまた怒鳴られる…」という恐れでいっぱいになりながら練習や演奏をしてきました。
でも、昨日帰ってきた娘の顔は、ワクワク感でいっぱいでした。
あの楽器はあんな音が鳴る♪
もちろんこれまでにも聞いて知ってはいますが、自分で鳴らすとまた違うみたいです。
これまでは「明日の予習」的な、怒鳴られないようにする対処で必死だったのですが、昨夜は久しぶりに、「上手になりたい♪上手になったら、あの楽器もさせてもらえるかな♪」とニコニコワクワクしながら家で基本に戻った練習(ドラムスティックの使い方)をしていました。
私が見ると、変なところに力が入っていたので、別の練習方法を提案しました。
すると素直にそれを取り入れ、充分にやった後、最初の練習に戻ってみると、良い具合に力が抜けてずいぶん上手になりました。
津留晃一さんがよく、「恐れからくる行動はうまくいかない」ということを書いておられます。
「○○が恐いから△△しよう」という風に行動すると、○○を引き付けてしまうからです。
私は最近、娘や他の身近な人物に起こる、そういう例を見せてもらっています。
だけど、「○○を恐がるな」と言ったところで恐いものは恐いんですよね。特に子供は。(^^ゞ
そして自分の心を守るのに必死になって、殻でガチガチに固めてしまうから、周囲が良い方法を提案したところで受け付けられない。
私はどうにか心をやわらかくしようと思っても、「大丈夫。できるようになるよ」と励ましたり、「十分がんばってるから、どうしても無理と思ったら、いつでもやめていいよ」と言うことしかできませんでした。
それで何とか一山越えてはまた一山…という感じでここまで来たのですが、Mちゃんがサラッとガチガチの殻を割ってくれたので、娘や他の1年生にワクワク感が戻りました。
娘は「こうなりたい」と思ったことには突進していくので、だんだんと部活も楽しんでくれるといいなと思っています。
さらに。
昨夜、ひょんなところで「娘の部活の顧問の、昔の教え子」という人に出会い、「あの先生はコンクールや発表会の前になると異様にナーバスになって暴言も吐く」と教えてもらいました。
娘はそれを聞いて少し安心したようです。(どんな状況でも、生徒の人格から否定するような暴言を吐く教師はどうかと思いますが、基本的人格がそんな人物ではないと知って親子共々安心しました)
今朝はニコニコ元気に出かけていきました。
Mちゃん、教え子さん、その教え子さんに会う状況を作って下さった方、ありがとうございました♪
☆彡☆彡☆彡
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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コメント
いいお話ですね~。
Mちゃん、なんてステキな先輩なんでしょう。
そして何よりお嬢さんを日々見守る働きざかりさん。
ステキな先輩、お母さんを持つお嬢さんは幸せですね。
これから人生の壁をドンドン乗り越えて、スクスクと育っていかれる事を祈らずにはいられません。
投稿: きらら | 2007/09/09 15:31
きららさん、コメントありがとうございます♪
(*^◇^)_旦~~
Mちゃん、まだ中2というのに、本当にすごいなーと思います。
教え方も上手で、「家でずいぶん上手になった基本練習」を1日で「かなり上手」レベルにまで引き上げてくれました。(@○@)
技術が伴ってくれば、自信も持てるようになり、先生から何を言われても今ほど気にすることもなくなると思うので、本当に感謝しています。(-人-)
いろんな人に支えていただいているということを忘れずに、私はどーんと構えていたいと思います。(^v^)
投稿: はたらきざかり♪ | 2007/09/10 18:22